Bruce Cockburnソロ公演、2ndセット。番組でも紹介した来日公演を観に、久しぶりのビルボードライヴ東京に行ってきました。
前回の来日から20年以上経っているとのこと。僕は初めて観ます。
決して熱心に聴き込んできたわけではない…、と自覚していましたが、それでも代表曲ばかりを演奏してくれたようで、とても楽しめるライヴとなりました。
とにかく現在に至るまで良い曲をずっと書き続けてきた人なのだなぁ、と改めて敬服。
録音よりむしろゆっくりなぐらいの、どっしりと安定したリズムのギター。
足元に4台ほど見えたエフェクターで、必要以上には施さず綺麗な音の設計でした。
あの声も伸びやかで、ほとんど変わらず。
ほんの少し不安定なところもありましたが、ここぞという集中力はやはり別格の貫禄。
世界で一番この曲が映える場所での “Tokyo” はもちろんのこと、ギター1台だけとは思えない華麗な “Lovers In a Dangerous Time”、怒りを忘れない “If I Had a Rocket Launcher”。
本編の最後に、「Jerry Garciaも取り上げた曲なんだ」と紹介して歌い始めた “Waiting for a Miracle” も心に響く。
前作から “The Iris of the World”、最新作からも “False River” など、かなり渋い曲も。
自身お気に入りなのか、鮮やかな緑色のギターに、ウクレレに見えましたが同じく緑色のチャランゴという小さな弦楽器。そしてもう一本は銀色に光るナショナル・スティール・ギター。
全てアンプに繋げられるように改造していたのかな。
チャランゴで歌った、この日唯一のフランス語曲 “Mon Chemin” では、軽やかな音色の打楽器を足で蹴飛ばして鳴らしていて、その無造作ぶりが微笑ましかったです。
たった1人だけのステージは、逆にとても贅沢な空間でした。
他に聴きたい曲もたくさんあり、またぜひ観たいな。奇跡を待つことにします。
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