〜フィンランドとエストニアから ワールド・ミュージックのショーケース〜
この番組でも紹介したイヴェントに参加してきました。素晴らしい企画、ありがとうございました!
ごく簡単ですが、感想を残しておきます。
5組それぞれ個性が際立ち、観て聴いて楽しかった。
地域性なのか気質なのか、かなり突き詰めたような面もあれば、大らかなところもあって、表現の幅も広かった。
マリ・カルクン
伝統楽器カンテレを弾き語り歌う、女性シンガーソングライター。
森や自然から影響を受け曲作りしている、とのことで穏やかで優しい印象だった。
カーリー・ストリングス
若くて青いブルーグラス系アクースティック4人組。
曲も演奏も溌剌としているし、もっともっと人気出てもおかしくない。伸びしろ大いにあり。
トゥーレタル
声のみで聴かせていく(ほんの少し音入れていたが)4人のアカペラ・グループ。ボイス・パーカッションも見事だが、四声が重なる部分がきれい。派手ではないが振り付けもあって、飽きさせない工夫も。音合わせは音叉を使っていた。
マイア・カウハネン
表現せざるを得ないものを内包している人で、一人で他の楽器も弾けるようにと父が作った特別なカンテレに、打楽器も織り交ぜ歌う。先のトゥーレタルが参加した曲など聴きやすいところも。力強い演奏(とお喋り)。
アンティ・パーラネン
最後まで観ていって良かった、と思わせてくれた異色の存在。途中、アコーディオン漫談と化していた部分もあり笑わせてもらった。足踏みでリズムを取りつつ、アコーディオンを捻り、ドスの利いた声で唸る。力業でエンターテイナーを演じきった。ネジの外れたトム・ウェイツ?といった趣。
ちなみに、「Finest Sounds」はシリーズになっていまして、 ジャズ編はこちらです。
5/26(土)16:00開場、16:30開演
東京新宿 Pit Inn
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